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なかよしの家を紹介します!

ロゴイラスト

【ご近助コンシェルジュ 稗原(菅生・水沢・菅生ケ丘・潮見台)地区担当/小浦千恵、2020年12月19日 記】

稗原小学校のすぐ近くにある「なかよしの家」は、宮前区初の重度心身障がい者の方が暮らすグループホームです。特定非営利活動法人なかよしの花が2019年2月に「なかよしの家」を開所しもうすぐ2周年。私が参加している稗原ゆ~ず連絡会(※)の仲間でもあります。この度、より多くの方に知っていただくために訪問させていただきました。

※稗原ゆ~ず連絡会とは、稗原小学校区内の7自治会と小学校・医療・障害・介護施設など15団体が協力し、地域における、高齢・子育て・医療・福祉・障がい等を総合的にサポートする活動を続けています。


木のぬくもりを感じるこだわりぬいた設計の家

お風呂場

なかよしの家は、稗原小学校の校庭のすぐそば、日中は子どもたちの声がにぎやかに聞こえる場所にあります。大きな車いすでも余裕で通れる玄関をあけると、素敵なチョークアートの壁が迎えてくれます。室内は天井が高く広々とした空間となっていて、なによりも木の温かみを感じます。
設計・建設にあたり、重度心身障がい者のお子さんを持つお母さん方は、何よりも「子どもの気配を感じられること」を一番に考えたそうです。動線の確保・介護に必要なスペースの確保をベースに、おうちのイメージで過ごせて、おうちで感じていた不便さがなくなるようにしたい。その思いは利用者さんのご家族に工務店経営者がいて、幼なじみの設計士さんが実現してくれたとのこと。このつながりにも温かみを感じます。
特にお風呂にはこだわり、ショールームまで足を運びました。成人男性が三人寝転んでも余裕の広さの洗い場があり、そして、特別なリフトによって「洗う→湯につかる→あがる→拭く」まですべて、介護者が体を持ち上げることなく、双方が負担なく毎日快適にお風呂にはいれるようになっています。また、シャンプー&リンス・ボディーソープの種類が豊富で、まるでドラッグストアのような品揃えです。利用者さんはお店で選んで買うことはできないけれど、毎日その日の気分で使うシャンプーを選ぶことができお風呂を楽しんでいるそうです。


なかよしの家の生い立ち

入口

重度心身障がい者のご家族は、子どもが高校を卒業した後の進路や、自分たちが年老いたときに誰が面倒をみるのか、など様々な心配を常に感じていました。
一方、当時、田園調布学園大学で社会福祉学を研究されていた中村敏秀先生は、福祉における地域コミュニティ形成の必要性を感じていました。
*中村先生は「なかよしの家」をたちあげるための”NPO法人なかよしの花”を設立するためにご尽力された方だと伺いました。

そんな時、お互いの想いが合致し、中村先生の教え子で田園調布学園大学卒業後、社会福祉法人で働きながらなかよしの花の活動にかかわっていた、後に所長となる小林貴大氏と共に「なかよしの家」を立ち上げるプロジェクトが現実的に動き出しました。
建設地は利用者さんのご家族が所有している土地、建築はまた別の利用者さんのご家族が経営している工務店が担い、設計はその方の幼なじみ。つながりが繋がりを生んで、丸と丸が重なり、温かいホームができました。
生まれ育った地域の中で家庭的に暮らしてほしい、本人も家族も将来にわたって安心して暮らせる居場所をつくりたい、というみんなの想いが形になったのです。
利用者さんにあわせた食事を手作りできるキッチン、利用者さんがホールで寝転んでくつろげる畳スペース、隠れ家的なロフトなど、誰もが落ち着けるなかよしの家は、訪れた私たちにとっても癒しの空間でした。


小林所長の行動力と発信力

一周年

なかよしの家には現在、4名(男性3名、女性1名)の方が暮らしています。小林所長をはじめ、お母さん方、パートさん、同所長の母校である田園調布学園大学の学生さんがスタッフとしてサポートしています。
同性介助を基本としているので、夜間のサポートスタッフは男女+一人の三人体制となっていて、てんかんの持病をもつ利用者さんとご家族に安心してもらっています。
また、利用者さんがホームに引っ越しする際には、昼間に通っている作業所と区が変わることにより、通所の送迎をしてもらえなくなる危機がありました。同所長が自ら通所先にボランティアにいき交渉しました。利用者さんにとって、住む場所と働く場所が同時に変わることは心身ともにたいへんなことだから、と、同所長のやさしさと行動力に感心しました。

そして、一般的なグループホームは地域との繋がりがあまりないそうです。なかよしの家も、人が住む家なので不特定多数の人が出入りすることにためらいもありましたが、地域で生活していればご近所づきあいがあり、どういうところで生活しているのかを知ってもらうことで、地域の方や関係者の方からの理解も得られるのではないかと、ホームを度々開放しイベントを開催しています。
一周年を迎える頃には、『なかよしのいえ一周年フェスティバル』を開催して、子どもたちにお菓子を配り、プロマジシャンのマジックやライブを楽しんでもらいました。
今年はコロナ禍の中ではありましたが、縁日のゲームや、稗原ゆ~ず連絡会の仲間である、はぐるま稗原農園の野菜販売、お母さんグループ「ほっとぴあ」の手作り小物を販売し、地域の方や通所先の方に遊びにきてもらいました。
一方、かわさき市民活動センターのかわさき市民公益活動助成金制度に申請したり、大学連携事業を活用し専修大学ネットワーク情報学部の学生と一緒にホームページや動画の作成に取り組んだり、稗原ゆ~ず連絡会の行事に積極的に参加したり、様々な方面で意欲的に活動されています。
母校である田園調布学園大学で「母から学ぶ~重度心身障がい者への理解とグループホームの実際~」と題したトークセッションを開催し、学生・教員・関係者等、約150名に向けて生の声を届けることもしました。
楽しいことも少し手間がかかることも後回しになりがちなことも、同所長の行動力と若さが源となり、人懐っこい笑顔で周りの人を惹きつけ、YouTubeやInstagram等のSNS発信とともに、福祉における地域コミュニティを確実に作り上げていっていると感じました。


これから

玄関内のチョークアート

なかよしの家で暮らす方とその家族、支援者のみなさんが、心地よくこの稗原で生活を続けられるように、みんなで支えあえる地域になればいいなと心から思います。

みなさんに、なかよしの家のことをたくさん知っていただきたいので関連サイト等を紹介します。


◆ホームページ


◆YouTube


◆Instagram


◆Facebook

◆オリジナルグッズ エコバック(800円)&ミニタオル(400円)←私も購入しました!


◆オリジナルソング なかよしの歌

♪この場所が好きで暮らしてゆく♪
♪緑あふれるこの街にみんなの声が風に乗り♪
♪旗を揚げればここが目印になる♪

一度聴くと頭の中に歌詞が残るとっても素敵な歌です。ゆ~ずパーティーが開催できる日がきたら、ぜひステージで歌ってもらいたいなと思います!


写真一覧

いろんなシャンプーが

いろんなシャンプーが

エコバッグやミニタオルなどのオリジナルグッズ

エコバッグやミニタオルなどのオリジナルグッズ

地域のなかにあるホームコンセプト

地域のなかにあるホームコンセプト

小林所長「大根もあるよ!」

小林所長「大根もあるよ!」


動画


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