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★ママとプレママの集いにお邪魔しました
ママとプレママの集いにお邪魔しました
【ご近助コンシェルジュ 宮崎・馬絹・小台地区担当/Chiaki、2020年12月14日記】
馬絹交差点のすぐそばにある「まじわーる宮前」内の宮前地区会館にて
「ママとプレママの集い」があると聞き、
お邪魔してきました。
「まじわーる宮前」とは宮前地区会館と障がい者福祉施設が合築した施設です。
地域の交流促進に、文化教養の向上を目指す活動に、福祉増進のために活用されることを目的としています。(宮前地区会館 利用のしおりより)
この集いは民生委員さん単独で運営されている集まりで、
月1回第3金曜日に開催されています。
なんと30年以上前から行われているとのこと。
ママや小さなお子さんたち、そしてこれからママになるプレママの
交流の場となっているのですが、
コロナ禍で1年間一切活動ができない期間があったそうです。
なんとかできないものかと今年2月から、
まずオンラインで再開されたそうです。
それから遅れること2ヶ月、
今年4月からリアルでの集まりも再開され、
今はオンラインとリアルのハイブリッドで開催されています。
私がお邪魔した時にもモニターが用意され、
画面の向こう側の参加者さんたちと一緒に
民生委員さんや保健師さんのお話、
皆さんの自己紹介などを聞くことができました。
その時の状況によってリアルとオンラインが選べるというのも
繋がりを切らさないという意味で
とてもいい取り組みだなと感じました。
地域のことがわかる
この集いには民生委員さんのほかに
保育師さんも参加しています。
子どもの発育などについて相談ができます。
その他、防災についても聞くことができました。
町内でがけ崩れが発生していたなんて、知っていましたか?
私、全く知りませんでした!
また、最近地震などもありますが、
小さなお子さんがいるからこそ必要な備えってありますよね。
おむつやミルク、哺乳瓶におしりふき・・・
何があったら安心か、などの具体的なお話しもあり、
情報を集めるのにもなかなか時間を取ることが簡単ではないママたちに
必要な情報を提供してくれているのでおすすめです。
中でも気になったのが、「さらし」です。
これが一つあるといろいろと使い道があるって知っていましたか?
おんぶひもや抱っこひも、
おむつや下着の替え、
授乳ケープに止血用の包帯のほか
高いところから避難する際のロープや命綱としても
使えるそうです!!
さらしって妊婦の時の腹帯くらいしか印象にありませんでしたが、
用意しておくと安心かもしれませんね。
どんな人が参加しているの?
転勤族が多く、若い世代の多い宮前区。
民生委員さんによると参加される方は地方出身の方が多く、
出産ギリギリまでお仕事をされていて、
地域のことがわからない方が多く参加されているとのこと。
今までは日中お仕事で地元にいなかったので、
お店や病院がよくわからないこともあるそう。
情報交換や子どものことを相談したい、
話し相手が欲しいなどの繋がりを求めて参加されている方が
多い印象とのことでした。
確かに、私も我が子が赤ちゃんの頃、
日中誰とも会話していない!
なんてことがありました。
地元に知り合いやお友達がいないと
話し相手を探すのもなかなか・・・
なので、こういう場があることは
ママたちにとって、
そして子どもたちにとっても
すごく大切なことだと思います。
私もコロナ以前は
転勤族の多い地域で繋がりを求めているママたちが
気軽に参加してもらえるようにと
mama-on!の活動の中で
月1回、合唱部やカフェを開催していました。
今はまだ再開できていませんが、
再開できたらいろんな繋がりを作るお手伝いをしていきたいなと
改めて思いました。
参加されるママたちも変化しているそうで、
以前は仲の良いお友達同士が何組か参加されていて、
お子さんの年齢も2,3歳が主流だったそう。
それが今は初めましての方がお一人で参加されることが増えたそうです。
お仕事に復帰するタイミングが早くなり、
保育園に入るのも早くなったので
1歳過ぎくらいまでの小さいお子さんが多くなったとのこと。
10月は保育園の申請時期なので、
7月頃には保育園の話題で持ちきりだったそうですよ。
確かに、私がお邪魔した日も
ねんねちゃんやはいはい、伝い歩きをしている子など
小さいお子さんばかりでした。
話に来て良いんだよ
最後に民生委員を20年されている主任児童委員の目代由美子さんにお話を伺いました。
20年間地域に関わり、
子どもを取り巻く環境がどんどん変化していくのを
見守ってきた目代さん。
社会福祉協議会と協力して芋掘りを企画して
家族みんなが体験を通して遊べる場を提供したり、
地域を探索する「ブラさんぽ」なども行ってきました。
働くママたちが増えたことで
子ども達の居場所や親子の関わり方についても
変化を感じています。
だからこそ
「ママたちと繋がりたい」
とおっしゃっています。
「民生委員って難しく聞こえるけれど、
簡単に言ったら地域のおじさんおばさん。
いつでもこういう場に話に来て良いんだよ。」
と話してくださいました。
実家が遠かったり、
話し相手が見つからなかったりと
不安になる方もいるかもしれません。
でも、地域にこういう人がいて、
こういう場があります。
そのことをもっと簡単に見つけられて
繋がれる方法が構築できたら
「自分の地元」としてもっと楽しく愛着を持って
生活できるようになるのではないかな、と感じました。
自治体の運営しているものはもちろん、
そうでないものについても共有したり
場所を提供してもらえたら
地域の繋がりが広がっていきそうだな、なんて思います。