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★どんど焼き廃止からの復活、そして理想の実現へ。

どんど焼き廃止からの復活、そして理想の実現へ。

今年のどんど焼きの様子。

【ご近助コンシェルジュ 平・神木本町・五所塚地区担当/山田佳一朗、2022年1月27日 記】

1月10日(祝)に約800人が集まり、今年は新年の行事として役目を果たせた「とんもり谷戸どんど焼き」。
通常どんど焼きは神社の氏子や町内会が中心となって開催されるが、「とんもり谷戸どんど焼き」は地元の有志5人による実行委員会が主催する、まだ5回目のイベントに過ぎない。
なぜ、有志がとんもり谷戸でどんど焼きを始めたのか?

平地区のどんど焼きは10年前まで氏子などの地域団体による歴史ある行事だった。
ところが2012年、開催場所の田んぼに施設が建ち、あっけなく廃止となる。

【写真:今年のどんど焼きの様子】


どんど焼き復活

どんど焼きがなくなり、自宅で細々と続けた。

子どもの頃から楽しみだったどんど焼きが無くなり、寂しく感じた私は隣近所に声を掛け、自宅で火を起こし、子どもたちと三色団子を作り、細々とどんど焼きを続けた。

そして2018年、地元の農業関係者有志5人によって農協が管理するとんもり谷戸の圃場でどんど焼きを開催。チラシを作り、平日向自治会や平日影自治会、初山自治会が回覧板で配布するなどご協力いただき、来場を呼び掛けた。

2019年からは白幡八幡宮の宮司によるご祈祷を行い、開催する田んぼの米で作った地酒や地域の農家の野菜、それらを用いた豚汁やトマトカレー、焼菓子などを販売。2020年には1000人以上が参加し、平、初山地域に定着した。

【写真:どんど焼きがなくなり、自宅で細々と続けた】


お飾り問題勃発

昨年は古札やお飾りの解体、分別に膨大な労力を要した。

しかし、昨年2021年は新型コロナウィルスの感染拡大により一般の参加は見送り、お札や正月飾りを集め、神社からはお清めした酒と塩をいただいて実行委員会でお焚き上げをした。

集まった大量のお飾りは解体し、分別する必要があるが、お飾りをまとめる小さい針金も見逃すわけにいかない。
田植えの時に子どもが裸足で田んぼに入るためだ。

このお飾り解体、分別作業に10人で丸一日を要した。
これだけ時間をかけても田んぼには小さい針金が無数に落ち、それらを拾うのに大変な労力を使った。

【写真:昨年は古札やお飾りの解体、分別に膨大な労力を要した】


「燃やせる正月飾り」開発!

燃える素材だけでできた「燃やせる正月飾り」

そこで今年は燃える素材だけでできた「燃やせる正月飾り」を開発。
素材となる藁はとんもり谷戸の田んぼ産と「トカイナカヴィレッジ」が千葉から取り寄せたものを使い、水沢の「はぐるま農園」で精製した。
それを「はぐるまの会菅公舎」に持ちこみ、「花ノ停留所」が作り方を伝えながら製作いただいた。

はぐるまの会、小泉農園、そらとぶとまと直売所、トカイナカヴィレッジ、花ノ停留所で77個を予約販売。花ノ停留所ではワークショップも開催するなど、地域の力を結集し、燃やせる正月飾りを実現した。

とはいえ、77個では集まるお飾りのほんの一部。
参加者が持参したお飾りなどは入り口で分別をお願いし、主催者と協力して解体してからお焚き上げをした。
どうしても分別できないものはドラム缶で焼き、子どもたちに配布したまゆ玉(三色団子)を焼く場にもなった。

【写真:燃える素材だけでできた「燃やせる正月飾り」】


進歩を続けるどんど焼き

平子ども会が羽つきを開催。列ができるほど盛況だった。

嬉しいことも起こった。
「平子ども会」が羽つきをしたい、と申し出てくれたのだ。
羽つきは初めてやる子ばかりで列ができるほど盛況だった。

自治会や来場者と協力し、地域イベントを作り上げていけることは進歩だ。

来年は更なる進化を目指し、とんもり谷戸で穫れた藁のみでお飾りを作り、いずれは燃やせる正月飾りだけでお焚き上げをしたい。

田んぼで穫れたものが焼かれて田んぼに還る。
田んぼで穫れた米で上新粉を作り、それでまゆ玉を作って焼く。
田んぼで穫れた米で地酒を作り、お清めに供える。

地域で穫れたもので食べ物や飲み物を作り、それを振る舞う。
そんな自然な循環のストーリーが続くことを願う。

【写真:平子ども会が羽つきを開催。列ができるほど盛況だった】


写真一覧

「はぐるまの会菅公舎」で花ノ停留所スタッフがお飾りの作り方を伝えながら製作。

「はぐるまの会菅公舎」で花ノ停留所スタッフがお飾りの作り方を伝えながら製作。

今年はコロナの影響もあり、まゆ玉を地元の和菓子屋に依頼。親子で楽しそうに焼く姿が見られた。

今年はコロナの影響もあり、まゆ玉を地元の和菓子屋に依頼。親子で楽しそうに焼く姿が見られた。


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