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7年間の振り返り

振り返り

【ご近助コンシェルジュ 犬蔵・南平台・白幡台地区担当/カズ、2022年2月22日 記】


小学校のPTA会長4年間、中学校のPTA会長3年間、宮前区PTA協議会の会長4年間、川崎市PTA連絡協議会の副会長2年間、理事2年間という経験を振り返り、私が感じたことを子育て世代の方たちに共有したいと思います。

「7年間も!」「7年間しか」どう思うかは人それぞれですが、私は子どもが学校に通う間の特権を7年間しか使わなかったと思っています。でも悔いはないのでロスにもなりません。(笑)

一人ひとり違うように、「PTA」に対する見方もそれぞれでしょうし、こうあるべき!という唯一無二の正解があるわけではないため、一人のPTA会長経験者の経験を通じて、これを目にした方たちが、地域コミュニティの課題や大人と子どもの関わりなどについて考えるきっかけにでもなれれば幸いです。


地域のことを知るきっかけから行動を起こすまでに

PTA会長をやる前と、PTA会長になってからでは、地域に関して知ったこと・見えたことのギャップがかなり大きかったです。

それによって「ありがたいなぁ」と思うことや「自分ができることは何だろうか?」や「こうなったらいいのになぁ」と考える機会が圧倒的に増えました。私にとってはもちろんプラスであり、自分自身がアップデートした感じがしています。そして「何かしら地域に貢献したい」と、いくつかの役割を担うようになりました。

人それぞれ身を置いている環境は異なり、自身の状態にも変化はあるので、誰しも私と同じように感じるわけではありません。ただ、多少なりとも地域の中の自分の存在を感じることはできるのかなと思っています。


課題は山積み?

The PTAを一言で表すとすれば「社会教育関係団体」であり、「父母と先生が協力し、児童・青少年の幸福な成長を図る」と、こんな感じです。
かなり漠然としているなぁと感じるかもしれませんが、誰しも子どもの「幸せ」を願っていると思います。
つまりシンプルなんです、PTAって。

ただ、現在のPTAは複雑です...
「任意加入」というキーワードを中心に、シンプルな本質とは離れたところで、様々な課題が浮かび上がっています。そして翻弄されているのかもしれません。

川崎市のPTAでは、以下の2つを掲げたガイドラインを発行しています。
 適正化:憲法・法律・条令などを遵守しているか?
 活性化:どのように、組織を活かしていくか?活発にするか?楽しくやっていくか?みたいな感じでしょうか。

適正化は、これまたシンプルな話だと思います。
日本では70年以上前に発足したPTAは、PTAの目的をシンプルに目指し活動をしてきたのだと思われます。ただ、時の流れとともに生じた様々な社会の変化に、活動や手段が合わなくなってきている現実があります。

今はそのズレが、情報化社会もあいまって、なんともつらい状態になってしまいました。具体的にどうつらいのかについては、ここでは触れませんが、事実としてPTAは敬遠されがちな存在になっています。

ただ、ベースにあるのは「ありたい姿・目的」なので、時が流れ、様々な環境や価値にも変化が生じているのに、やっていること・やり方が変わらないのはどうなんだろうか?と私は思います。もちろん変わらないものもあります。

そして本質というか目的が置き去りにされた「組織のスリム化」と「任意加入」などが絡み合って「PTA役員のなりてが見つからない」とか、地域の方たちから「今の親たちは何をしているんだ」と言われ、家庭や仕事のことで手一杯かもしれない?状況の中で「私がやらなくても誰かがやるでしょ」という他人事化が蔓延している状況に陥っているところも見受けられます...


子どもは大人が育てるもの

と、ネガティブな現状を長々と綴ってしまいましたが、決してネガティブな存在ではなく、私たち大人が子どもたちみんなを見守って育てていこうよ と温かい想いが根本にあります。

学校の先生と対話する機会が増えて、学校をより知ることにもなるし、PTAをやらなかったら関わることがなかった人と繋がって、そこから自分アップデートもできます!

今の状況は、決して誰かが悪いわけではないんですよね。社会全体に余裕がなくて、家庭のことや仕事もやりながらですし、特に今はコロナ禍で、大きな変化に適応するエネルギーも必要だったりしますよね。

ですので、ちょっとでも良くなることを、一人ひとりが余力を持ち寄っていたら、今日より良い明日になるかもしれないし、そもそも山あり谷ありだから「良さ」にも気づけるわけですしね。


サステナブル

上皇后美智子様が「幸せな子」を育てるのではなく、どんな環境におかれても「幸せになれる子」を育てたいと仰られたことがあると思いますが、私はそのお言葉に強く共感しています。

私はサッカーコーチの経験もありますが、コーチである私の価値観を押し付けることはしません。どんなときも答えは選手の中にあり、それを引き出したり、気づけるような支援をすることを心掛けてきました。

PTAは「子どもたちのために」と、子どもたちに何かしら直接的な施しをすることだと思われている人もいると思います。もちろん、それも正解だと思います。ただ、それだけではなく私たち大人同士が関わり合いを持つことで生まれる学びは、結果として「子どもたちのために」なると、私は思います。

SDGsが多くの人に認知され「サステナブル」という言葉がよく使われるようになっています。昔から子育てはサステナブルだったからこそ、今の世界があると思います。みんなで「幸せになれる子」を育てていきましょう。


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