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【菅生ケ丘・菅生・潮見台・水沢地区担当、2023年3月10日記】

　宮前区神木本町にある県立公園「東高根森林公園」に行ったことはありますか。
　多摩丘陵の懐かしい自然を今に伝えるこの公園で、「ひがしたかねパーク大作戦」というイベントが3月5日に開催されました。例年11月23日に開催される「収穫祭」が昨年雨で中止になったそのリベンジ企画です。

　公園の中に入っていくと、色とりどりの三角旗が飾られた手作りガーランドが出迎えてくれます。それを辿ってのんびり歩きます。小川があり、子どもたちがお父さんと「ザリガニ釣り」をしています（そう、この公園ではザリガニ釣りができるんです！）。
　真っ白な梅の花が満開。道の脇には保育園の子供たちの書いた絵が貼られています。犬を連れた人もたくさん。いろんな人を温かく迎えている公園なのだと感じながら歩いていくと、イベント会場です。

【写真：ガーランドに飾られたイベント会場への道】

　会場のケヤキ広場には、まずはスポーツ体験の場。「モルック」【※１】と青空ヨガを楽しむ場が。
　その奥に広がる広い芝生の上にはいくつものタープが並び、アクセサリーや子供服などのハンドメイド品の販売。薫り高いコーヒーや手作りのお菓子、鮮度抜群の朝採り野菜の販売。
　「似てない似顔絵体験」という一風変わった案内があると思えば、竹に絵を描いて本格的なドリルで穴をあけて作る竹灯篭作などもあり、小さな子どもからシニアまで楽しめる出店が盛り沢山です。
　ふと空を見上げれば、自分のいる場所が大きな森のなかの小さな広場だと気づきます。時間の流れが少しゆっくりしたような気持ち。

　このイベントの特徴は、出店団体のほぼすべてが地元の団体ということ。会場を楽しい雰囲気にしているガーランドも、地元の子育て世代ママのグループ「ツクルブ」による制作・飾りつけです。地元で地元のイベントを盛り上げる、いいなー。

※１：モルックとは、高齢になっても障がいがあっても、大人でも子どもでも、誰でもが参加できるユニバーサルスポーツの一つで、モルックという棒状のものを投げてピンを倒す、ちょっとボーリングにも似たスポーツです。

　会場の東高根森林公園は、多摩丘陵の懐かしい自然を今に伝える公園です。ホームページには「弥生?古墳時代の竪穴住居跡が発見された古代芝生広場や、学術上非常に価値の高いシラカシ林（推定樹齢150～200年）がある」と紹介されています。
　
　「愛犬と参加できるドッグヨガ」「野鳥観察会」「ノルディックウオーキング」「フラワーアレンジメント」などなど、季節ごとに本当にさまざまなイベントも行われているようです！ぜひ一度足を運んでみてください。

県立東高根森林公園HP：https://higashitakane.com/

【写真：ひがしたかねパーク作戦イベントMAP】