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★みんなで運動会-宮崎町内会

「みんなで運動会」開催

【ご近助コンシェルジュ 宮崎・宮前平・神木・けやき平地区担当/南、2022年11月30日 記】

10月23日土曜日 宮崎台小学校で宮崎町内会による「みんなで運動会」が開かれた。
晴天に恵まれて、まるで夏のように気持ちのいい朝。空高く青空が広がり、空に映る旗の飾りが空の青に映えてそれを見るだけでも何故かワクワクしてきた。

開会の挨拶に立った都倉町内会会長からの挨拶。
「『つくづく正常はいい』ですね。3年ぶりの運動会開催になります。これまでコロナでイベントの中止を何回も回覧しなければなりませんでした。それを本当に悔しいと思ってきました。開催できることを嬉しく思います。宮崎町内会の『安心安全の町づくり、遠慮のない町内会への参加』をモットーに、これからも活動していきたいと思います。
さあ、全ての競技に景品があります。どれか一つでもいいので何かの競技に是非皆さん参加してください。今日は子どもは怪我をすることを恐れず目一杯、大人は無理せず楽しく、体を動かしていきましょう!」

この言葉がみんなの気持ちをグッと盛り上げた。大人だけでなく子どもも、青空の下で大勢が楽しむことをどれだけ待ち望んだことだろう。小学校の運動会も保育園の運動会も規模を縮小して行われてきた。保護者の観覧が無くなったり、おじいちゃんおばあちゃんが見に行けなかったり……、「楽しもう!」というみんなの心の声が聞こえるようだった。

【写真:さぁ、楽しもう!】

さぁ、楽しもう!

さぁ、楽しもう!


笑いの絶えない競技が続く

最初の競技は 「今夜はカレーよ」
じゃがいもを何度もこぼしちゃう人、カレーのルーを忘れちゃう子、散歩してるかのようにゆっくり箱から取り出し悠然と進む年配者。子どもを抱えて走るお父さん、ベビーカーを押しながら参加するお母さん。それぞれのやり方で楽しむ様子が面白くて笑いが絶えない。

「玉入れ」
最初は白組が優勝!そして最後はなんと「幼児」の組が優勝!? 
幼児組は数を数えるためにボールが投げられると拾いに行っちゃたり、数えている声に合わせてスクワット、はたまた空になったカゴにボールを戻しちゃったり、なんとも微笑ましい競技だった。

そして中盤のクライマックス、「マラソン」。
なんと小学校の校庭を飛び出し、街中を1.5Kmも走るという。活躍したのは地元の小学生野球チームの「モンスターズ」の男の子達!先頭二人、息を切らして坂を登ってきた子どもの顔は真剣そのもの。応援する側も思わず「頑張れー、もう少しだよ!」と大きな声が出てしまった。

「ざる引き競争」
おじいちゃんおばあちゃんがザルの上のボールを落とさないよう進んで争う競技。早く進みすぎても落ちてしまう。しゃがんだ姿勢で進むので、意外とキツそう。宮崎台小学校の先生も参加していたけれど、年配者に有利な競技で、よく考えられているなあと感心してしまった。
参加者の年齢は様々。幼児からご年配者まで。

そんな中、運動場の端っこでマラソン競技を見ていた20代と思われる若い男女を見つけた。
「今日は何でこれを知ったんですか。」と聞いたら、掲示板のポスターでとのこと。最近引っ越してきたばかりで、街のことが知りたくて参加したという。次の競技に参加すると言うので慌ててお話は切り上げ。でも、参加したくなるの…分かります。
何故なら次の競技は、運動会といえばコレ!「パン食い競争」だったのですから。

「パン食い競争」
「おかあさ?んがんばれー」と、小さな子ども二人が声をいっぱいあげて応援。お母さんがゴールすると、全速力でダッシュ!可愛い二人の様子に思わず、お母さんに参加理由を聞いてみると、町内会に参加してる親御さんに「町内会運動会、開催するよ」と誘われてママ友と参加したそう。親の活躍を子どもが応援できるのは町内会の運動会ならではの光景だと思った。

次の競技は、最後で最大の盛り上がりを見せた「みんなでリレー」。
中学生と思われる男子二人。お茶を飲みながら「お前、次のリレー出るの?」「出るしかないっしょ!」
この会話だけで運動会がどれだけ盛り上がっていたか伝わりますよね。
運営テント内でも、「出る?みんな、出ようよ。私、行ってくる」と軽やかに走っていく。残った運営テントのメンバーが「誰も応援する人がいなくなっちゃうね(笑)」というぐらい、会場のほとんどの人がグラウンド中央へ。前述の若い二人ももちろん参加していた。

リレーは、最後までどこが一位かわからない状況に。
デッッドヒートだったこともあるけれど、それよりも予期せぬハプニング続きで、司会者もどの組が最後まで一位かわからないという、まるでコントのような展開に。
途中で止まっちゃう子どもから、逆走しちゃう子ども。何周も走る大人など。そんな中で、子どもも大人もいっさい手を抜かず走り抜いていく。
ゴールしてもどこの組みが1位かわからない状況に困った司会者。
「青?白?いやもう全組1位です!」と宣言!
するとどの組みも「わーっ」とガッツポーズ。「とにかく一生懸命走って楽しむこと。それが目的だよね」という思いが一体となり終始笑顔のリレーとなりました。

こんな楽しい運動会を支えていたのは、町内会の大人達だけではない。町内会の子供たちが司会に運営に大活躍。とにかくチーム力が高い。一人が動くと率先して手伝う。大人の仕事も自ら手伝う。そして競技に真剣に取り組む。大人顔負けの活躍だった。
聞くところによると宮崎町内会のこども会にはリーダー候補という4、5年生の役割があり、リーダー研修を受けているのだそう。「子どものうちにそんなことを覚えたら将来どんな子に育つんだろう?こども会っていいなあ」と感じたお話だった。
さて、大盛り上がりだった「みんなの運動会」。
後日、参加者の人数を聞いたところなんと450名だったという。
コロナ前より多くの人が集まった。
私たちはコロナでたくさんの経験や繋がりを奪われたけれど、この3年間は改めて家族とのつながりや、地域に目を向ける気持ちが生まれた時間でもあったのかもしれない。
パン食い競争に出ていた若い男女の言っていた「まちのことが知りたい」。
そういう想いを育めるような生活を送っていきたいと、心に残った運動会だった。

取材協力いただいた、町内会の皆様、運動会参加者の皆様、本当にありがとうございました!

【写真:学校を飛び出すマラソン】

学校を飛び出すマラソン

学校を飛び出すマラソン


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