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★「ふらっと大塚」でのクリスマス会にお邪魔してきました
通るたびに「何をしているところだろう?」と気になっていたスポット
【ご近助コンシェルジュ 宮崎・馬絹・小台地区担当/Chiaki、2020年12月14日記】
大塚町内会(宮前区宮崎)の「ふらっと大塚」が開催されるとの情報を得て、
12月12日にお邪魔してきました。
実は開催場所は、よく前を通る場所。
通るたびに「ここは何をしているところだろう?」と
密かに気になっていた場所でした。
それが、こんな形でお邪魔できるなんて!
ワクワクした気持ちと、
どんな方が集まっているんだろう?
というドキドキした気持ちで向かいました。
アットホームな雰囲気
中に入ると、広い和室にクリスマスの飾りつけがされているところでした。
クリスマスツリーに電飾など、華やかな雰囲気です。
この日はお天気も良く、
大きな窓から暖かな日差しがたっぷりと降り注いでいました。
窓側のテーブルに座るとお庭も見え、
おばあちゃんの家に遊びに来たような
ほっこりした優しい気持ちになりました。
普段は毎月第3木曜日にオープンしているそうですが、
今回はクリスマス会と言うことで土曜日の開催。
入場料と飲み物代の200円で、温かい飲み物とお菓子を運んできてくださいました。
この時はロールケーキをいただきましたよ。
さらに、手作りマスクとスポンジまで!
一足早いクリスマスプレゼントをいただきました。
ふらっと大塚とは?
大塚町内会の原子公秀(はらこまさひで)会長へご挨拶させていただき、
ふらっと大塚について、同総務部長の栗原幹夫(くりはらみきお)さんから
お話を伺うことができました。
ふらっと大塚は、スタートして丸4年。
栗原さんが土橋で開催されている認知症カフェのことを知り、
地域でもそんな気軽に来られるような場所を作りたいという想いが始まりでした。
そんな想いを地域の方にお話ししていく中で、
同じ想いの人や協力してくれる人が現れ、
菅野さん宅を集まる場として提供してもらえることに。
菅野さんは、大塚町内会も構成メンバーである宮前第3地区社会福祉協議会の役員。
そのつながりから提供してもらえることになったそうです。
地域包括センターや区役所のサポートもあり、
スタッフ、形態などを整え、
一年ほどの準備期間を経て2016年10月にスタートしたそうです。
「認知症カフェ」が始まりのきっかけでしたが、
今は自分たちが楽しめる居場所を作る、との想いで活動されているとのこと。
特に男性は、こういった地域の集まりへ参加するのに
一歩踏み出せない方が多くいると感じているそう。
女性はすぐに溶け込める方が多いですが、
リタイア後の行き場として、
「家にずっといるよりもなにかしら開催しているイベントに参加してもらえれば」
とのことでした。
栗原さんご自身も、
現役時代は考えなかったけれど、
趣味や交流がなくても町会の活動を通して交流していければ、と
お話ししてくださいました。
また、この活動を続けるポイントとして、
「無理しないこと」
と教えてくれました。
これはあくまでボランティア活動。
仕事やプライベート優先で。
どこかに無理があると続かなくなってしまう。
人がいるからこその活動だからね、と。
そんなところも「ふらっと」なのですね。
今後の予定
ふらっと大塚では、毎年三月と五月はひな人形や五月人形を飾っているそう。
特に三月は七段飾りのひな人形が6基ほど飾られるとのこと。
最近の住宅事情では七段飾りはなかなか見られないとのことで、
親子連れも多く参加されるそうですよ。
年配の方だけでなく、
子育て世代の方のご参加も大歓迎だそうです。
大塚町内会では、
盆踊りや運動会、もちつきなど子ども達も楽しみにしているイベントを
毎年開催されています。
今年はコロナ禍で残念ながら中止になったものも。
感染予防対策として
検温、中での飲食は無し、受け渡しのみというものもありますが、
少しでも季節の行事と言うものを感じる機会になり、
地域に元気になればという想いを感じました。
(写真は2020年2月に撮影したものです。)
最後に
今回参加してみて、
ご近所なのにまだまだ知らないことってたくさんあるのだなと感じました。
素敵な想いを持っての活動。
もっとたくさんの方に知っていただき、
参加される方が増えるといいなと思いました。
この記事が、少しでも必要な方に届くきっかけになればいいな、とも思います。
また、ここには地元の方のほかに地域包括支援センターの方もいらしていて、
初めて「地域包括支援」というものの内容に触れることができました。
正直、地域包括支援センターというところが、
何をしているところなのか、
どんな時にお世話になるところなのか、
全く知りませんでした。
私自身は子育て世代ではありますが、
親の介護という問題も現実的になってくる世代。
介護とまでいかなくても、
親が家に籠りがちになったり
家族以外との関わりが薄くなってきたときに、
「地域でこんなことやってるよ」
と教えてもらえたり、
相談できる場があると知っているだけでも
安心感があるなと感じました。
ご近所で話せる場所があって、
話せる人がいて、
相談できる。
その温かさ、あなたも感じてみてはいかがでしょうか。