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★続けることの大切さ ~どんど焼き~
毎年恒例どんど焼き
【ご近助コンシェルジュ 犬蔵・南平台・白幡台地区担当/カズ、2021年1月10日 記】
1月10日に東名犬蔵公園にて、毎年恒例のどんど焼きが行われた。
この行事に関わらず、私たちの周りで催される行事には、必ず開催に携わる人がいる。
その人たちのお陰で、私たちは楽しく行事に参加することができている。
コロナ禍で「当たり前」に思っていたことが「当たり前」ではなく「ありがたい」ことなんだと気づかされた今、今回は犬蔵自治会の行事に目を向けてみた。
コロナ禍での開催
毎年恒例とはいうものの、コロナ禍において感染拡大を防ぐため、お雑煮・おしるこ等の振舞いや櫓の飾りつけは行わず、お焚き上げのみを行う形で開催する旨を、12月から自治会の掲示板や回覧板などで案内を行い、どんど焼き当日を迎えた。
例年は1000人規模の行事である。
お雑煮・おしるこ等の振舞いには長蛇の列、約3メートルの櫓の飾りつけによるお焚き上げは圧巻で、多くの人が訪れていた。
今年は10時から12時までの実施。私が訪れたのは開始間もない時間だったこともあるが、人出はまばら。ある意味、感染拡大を防ぐため「密」をつくらないという「狙い通り」と言えるかもしれないが、訪れた人からは、「今年は人が少ない…」という声が聞こえてきた。
自治会の想い
犬蔵自治会 総務部長の槇谷努さんにお話しを伺った。
「コロナ禍で様々な活動が中止されてきた。
夏の盆踊り、秋の祭り、防災訓練、班長会議...
そんな中で参加を自治会役員に限定しての市内統一美化活動、防犯パトロールなど、行ってきたこともあるが寂しさも感じる。
今回のどんど焼きも開催について、役員内で議論がなされたが、正月飾りやお守り・破魔矢など、ごみとして捨てるに忍びないものを、供養し、焼却するお焚き上げだけを行うことにした。
活動や行事を中止にすることは簡単なこと。
ただ、自治会に限らず、多くの組織・コミュニティで世代交代が進まず、その組織の存続が難しくなっている状況がある。
その課題が解消できるわけではないが、感染拡大防止の対策に努め、自治会活動を続けていくことで、未来に繋げていくためにも、できることはやっていきたい。」
槇谷さんのお話を伺い
犬蔵自治会の「今」と「未来」に目を向けたこれからを、私も応援したいと感じた。
コロナ のち 晴れ!
どんど焼きが行われた1月10日は快晴。
犬蔵にある高台からは、富士山が見える。
そこを振り返ると、東京スカイツリー・東京タワーなども見える。
「コロナ禍が明けたら、活発に活動してこの地域を盛り上げていきたい」
槇谷さんの穏やかな口調の中には、冬空で透き通った空気と快晴によって富士山がはっきりと見えた、この日のように、明るい未来に目を向けた力強さも感じられた。