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★平瀬川の活動について

平瀬川の活動について

【ご近助コンシェルジュ 初山・菅生・水沢地区担当/まゆみ、2021年3月30日 記】

こんにちは、菅生・初山地区担当のまゆみです。

3月29日、初瀬橋ではソメイヨシノが満開を迎え、人々を楽しませてくれています。平瀬川沿いには色々な種類の桜の木が植えられ、とっても楽しい散歩コースになっています。
私が小学生の頃、雨が降るとそれは危険だった平瀬川。雨の日、雨上がりの日には濁流が川岸上部のギリギリまで迫って、先生に誘導されながら登下校をした記憶が蘇ります。当時、川は汚れていて臭かったような気がするし、決して子どもが遊べるような川ではなかったと思います。

【写真:雨上がり、満開に近づくソメイヨシノ】

ご近助コンシェルジュの活動がスタートしてしばらく経った頃、「平瀬川の活動を見に来てよ、ぜひ紹介してほしい」という声を頂いていて、先日ミーティングに同席させていただきました。

雨上がり、満開に近づくソメイヨシノ

雨上がり、満開に近づくソメイヨシノ


ミーティングに参加

桜が咲き始めた3月19日金曜。夕刻18時半。60・70代のお父さん方が10名。蔵敷自治会館に集まり、毎年4月に開催している『平瀬川桜祭りと稚鮎放流会』開催に向けてのミーティングが始まりました。
例年、500名(内大人200名位)を超える参加者がやってくる、地域の人気イベント。セレモニーでは菅生中学校吹奏楽部の演奏が披露され、飲食ブースが出店し、小さなお子さんから年配の方まで楽しめる催しです。コロナ禍でソーシャルディスタンスを保ちながら、どう実施するか?そもそも実施すべきなのか?どうやって広報するのか?それぞれの意見を、忖度なく言い合う。時に白熱する時間もあり、同席した私と市役所のKさんは心の中で「すごーい」と思いながら聞き入りました。そこには、折り合いをつけながら実施に向けて動く“かっこいい親父たち”の地域の子どもたちへの愛情が随所に感じられました。

【写真:ミーティングの様子】

ミーティングの様子

ミーティングの様子


平瀬川流域まちづくり協議会

ミーティングに参加していたのは、近隣農家の方や元商店会会長、子ども文化センターの方、体育指導員、元中学校の懇話会会長などなど、この地域で何らかの役員を務めてきた方々ばかり。この会は25年前に発足し、「平瀬川がきれいで地域で自慢できる川になるよう」川の清掃からスタートしました。川に沈んだ古自転車やガス台の引き上げや空き缶・ビニールゴミ拾いなど。年を経るごとに川はきれいになっていきました。
1997年の河川法改正を筆頭に、1990代後半から河川環境保護と河川を活かしたまちづくりが求められてきている中、行政主体ではなく、民間組織・市民主体型でこれを実現していくことが大切だという論文が発表されています。この「平瀬川流域まちづくり協議会」は1998年から(前身団体から数えると1993年から)20年以上もの間、市民主体の流域単位でのまちづくりを行ってきました。「平瀬川流域まちづくり協議会」発足のすぐ後、「飛森谷戸の自然を守る会」・源流域「水沢森人の会」が立ち上がり、「飛森谷戸の自然を守る会」も今年、25周年を迎えます。
水源は稗原・水沢から蔵敷、初山、神木を通り、東高根森林公園、久地円筒分水へと続く平瀬川。点ではなく、線で、そして面で。ひと続きに影響し合って今日に至るんだなぁと改めて思います。

【写真:東京工業大学大学院生・青木駿さんの研究資料より】

東京工業大学大学院生・青木駿さんの研究資料より

東京工業大学大学院生・青木駿さんの研究資料より


会報誌「みんなあつまれ平瀬川」

活動自粛が求められた2020年は、自治会・町内会のイベントは軒並み中止に。それでも何かカタチに・・・と、25周年の節目に作られた会報誌は、平瀬川流域で活動する14の個人・団体さんが原稿を寄せ、とっても充実した内容です。一つの川でもポイントで住環境、農地環境は異なり、社会的な立場や活動が違えばそれぞれに思うこともベクトルが変わる。それでも、地域の自然を豊かにしたい気持ちは共通して、感動を覚えました。会報誌を希望の方は、平瀬川事務局スタッフ、本郷一雄さん(tel 090-8682-7591) までご連絡いただければお渡し可能とのこと。是非多くの方にご覧いただけたらと思います。

【写真:とんもり谷戸第25回報告会(左)と会報誌「みんなあつまれ平瀬川」特別号】

とんもり谷戸第25回報告会(左)と会報誌「みんなあつまれ平瀬川」特別号

とんもり谷戸第25回報告会(左)と会報誌「みんなあつまれ平瀬川」特別号


今年の開催は・・・

今年の稚鮎放流会は4/18(日)。セレモニーはなし、規模を縮小して実施予定です。(※参加には申し込みが必要です。)
以前と同じように開催できるまで時間がかかるかもしれませんが、また賑わいを取り戻す日を楽しみに、まずは日々の散歩で動植物を愛でていきたいと思います。平瀬川散歩、オススメですよ!


写真一覧

会報誌「みんなあつまれ平瀬川」特別号の1ページ

会報誌「みんなあつまれ平瀬川」特別号の1ページ


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