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★花ノマルシェを開催する理由とは?

花ノマルシェを開催する理由とは?

【ご近助コンシェルジュ 平・神木本町・五所塚地区担当/山田佳一朗、2021年7月7日 記】

私は自宅の一画で営む「花ノ停留所」で春と秋に「花ノマルシェ」を開催しています。
今年の春は3月から6月までの月に一度、土曜日の10:00から15:00まで開催し、各回およそ100?200人の地域の方にご来場いただきました。

マルシェではやまだ花園の元気な花苗はもちろんのこと、焼菓子やプリンなどのスイーツにスパイスコーヒーやブレンド茶などのドリンク、アクセサリーや小物などが並び、来場された方は出店者さんと話しながら気に入ったものを手に取ります。

【写真:今年5月に開催された花ノマルシェ】

今年5月に開催された花ノマルシェ。

今年5月に開催された花ノマルシェ。


出店者は地域の子育て世代

マルシェ常連の姉妹ユニット「めぐみ焼菓子店」のタルトやジャムは地域の果物や野菜を使用したものが多くあります。
5年前から菅生で活動を開始しましたが、近くにめぐみ焼菓子店の店舗はなく、まだ知らない人がたくさんいます。
あんなに美味しいスイーツを、その存在を、マルシェを通じて地域の方々にも知ってほしいのです。

「koyori」の二人も宮前区でお店を持たずに活動する飲食ユニット。
自分でおこした酵母を絡め焼き上げたグラノーラや自らブレンドした
花茶が得意です。

平で活動する「ぶんぶん舎」は革小物や布小物が得意なグループで革細工のワークショップは親子で楽しめたり、稗原で活動する「ゆ?ずツクルブ」では女の子が楽しそうにアクセサリーを選んだりしています。

この地域にはなんとたくさんの能力が隠れていることか!
そのほとんどは地域の子育て世代。
その能力と地域の人をつなげる場があると良いと思いませんか?

【写真:めぐみ焼菓子店の川田真由美さんは初山・菅生地区のご近助コンシェルジュ】

めぐみ焼菓子店の川田真由美さんは初山・菅生地区のご近助コンシェルジュ。

めぐみ焼菓子店の川田真由美さんは初山・菅生地区のご近助コンシェルジュ。


花ノ停留祭からの脱却

そう思って9年前に始めたのが「花ノ停留祭」でした。
始めた当初は地域の6店舗のみで来場者は100名ほど。
5月と11月の年に2回だけ開催した花ノ停留祭は徐々に大きくなり、2018年には36店舗が参加、来場者1000人を超える規模になり、多くの方に楽しんでいただきました。

しかし、あまりの人出に朝から各店舗の前に行列ができ、お店の方と地域の方が交流する余裕がありません。芝生広場で演奏をすると、人が多すぎて入れない人までいました。

一自宅で開催するには規模が大きくなりすぎ、花ノ停留祭を休止。
もっと出店者と来場者が交流できる機会をと、出店者を数店舗に絞り、回数を月に一度に増やした「花ノマルシェ」が始まりました。

【写真:2012年から10回開催した花ノ停留祭】

2012年から10回開催した花ノ停留祭。

2012年から10回開催した花ノ停留祭。


もう一つの理由

私が子どもの頃、平では子どもも大人も楽しめる行事がたくさんありました。
正月のどんど焼きから始まり、春には地域の運動会、秋は白幡八幡宮で奉納相撲を取って神輿を担いで練り歩き、夜宮では少年野球や少女バレーのみんなで仮装やダンスなどの演し物で盛り上がりました。
私はそんな地域の行事が大好きで、夏休みの自由研究で「平の年中行事」を調べたほどでした。

しかし、現在はいくつかの行事で人が減ったり、なくなったものもあります。
自分の子どもも同じように楽しんでほしい。
近くに魅力的なイベントがあれば、近所の友達とも一緒に楽しめる。
地域の子育て世代も、年配の方々も集まる場所がある。

それが花停祭やマルシェを始めたもう一つの理由です。

【写真:平地区で開催される白幡八幡宮の秋祭り。平囃子連の山車と子ども神輿が二日間に渡り町内を練り歩く】

平地区で開催される白幡八幡宮の秋祭り。平囃子連の山車と子ども神輿が二日間に渡り町内を練り歩く。

平地区で開催される白幡八幡宮の秋祭り。平囃子連の山車と子ども神輿が二日間に渡り町内を練り歩く。


地域のマルシェや祭り

この地域には花ノマルシェのほかに新しいイベントや祭りがいくつも生まれています。

7月17,18日には農協青年部が主催する「トウモロコシ迷路」がとんもり谷戸で、平の小泉農園では秋に「農園フェス」、トカイナカヴィレッジでは野菜や果物で作るワークショップが年間を通じて開催されています。

子育て世代の出店者が多いので、彼らに誘われてくる参加者も親子連れが多くなります。
地域の魅力に触れに、地域の人と交流しに、イベントに参加してみてはいかがですか?

【写真:農園フェスは小泉農園とその周辺の畑で開催される】

農園フェスは小泉農園とその周辺の畑で開催される。

農園フェスは小泉農園とその周辺の畑で開催される。


写真一覧

子どもたちが革のパーツを組み合わせて作る「ぶんぶん舎」の革小物ワークショップ。

子どもたちが革のパーツを組み合わせて作る「ぶんぶん舎」の革小物ワークショップ。

7月17日(土)、18日(日)にとんもり谷戸の圃場で開催される「トウモロコシ迷路」。トウモロコシを収穫しながら迷路を進む。

7月17日(土)、18日(日)にとんもり谷戸の圃場で開催される「トウモロコシ迷路」。トウモロコシを収穫しながら迷路を進む。


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