活動レポート

地域との交流を深める

川崎市青少年の家で「フェスタ」開催

町内会・自治会

青少年の家フェスタは大盛況

【ご近助コンシェルジュ 宮崎・宮前平・神木・けやき平地区担当、2024年3月3日 記】

 

ひな祭りの日、宮崎台駅から徒歩10分の川崎市青少年の家フェスタに行ってきました。
館内に入る手前ですでに長蛇の列。ちょうど時刻はお昼、カレーライス、焼きそば、揚げパンと、みんな美味しそう。
館内に入るとお雛様がお出迎え。一階の吹き抜けは、大きな大きな風船プールで子どもたちが大はしゃぎ!

 

プレイホールのステージでは、和太鼓演奏からチアダンスに加え、宮崎中学校の合唱部や吹奏楽部の演奏。

 

さらに、なんちゃってボーリングやスーパーボールすくい、似顔絵、ハンドメイドアクセサリーのワークショップ、英語の本の読み聞かせ、おばけどうろうのDVD映像、フリマまで、1階も2階も未就学児から小学生くらいの親子連れでごった返しています。

 

この青少年の家最大のイベントは毎年3月に行われています。毎年1000人近い人々が訪れるというフェスタ、ぜひ足を運んでみてください。

 

※写真…お雛様もお出迎え

ユースワーカーズ倶楽部が企画運営

さてこのイベント、企画運営に深く関わっているのが「ユースワーカーズ倶楽部」(ユースとみんな呼ぶ)という若者のボランティアグループです。
その部長、小宮愛未(まなみ)さんに、青少年の家の中にある「ユースワーカーズ倶楽部」の部屋でお話をお聞きしました。いろんなものが雑然と置かれていて、なんだか高校の部室みたいで楽しそう!

 

この倶楽部、青少年の家で設立されたのが1998年。現在、下は高校生から最年長である40歳の社会人までメンバーは26人。
宮前区を中心としたボランティア活動を行っており、フェスタだけでなく、宮前市民館で開催されている宮前区民祭や夏休み子どもあそびランド、さらには高津区のプラザ橘のお祭りの手伝いもしているそうです。

 

毎月2回、定例会を青少年の家のユース担当の職員と一緒に開き(夜7時~9時)、メンバーになって6年目で社会人の小宮さんは、今は「ユースありきの人生です」とニッコリ(*^-^*)
そもそもは、高校生の時にフェスタ当日のボランティアに友達に誘われて参加したのがきっかけ。
その時ユースのメンバーを見ていて、活動がすごくいい、私もいろんな人を楽しませるような活動に参加したい、と思ってメンバーになったそうです。イベントでお客さんと話したり、人と関わることにとてもやりがいを感じると。

 

こんな若者チームがあるなんて、初めて知りました。若者の地元離れが叫ばれる今、地元に関わっていこうとしている若者の姿を見るのは本当に嬉しく頼もしいことです。青少年の家ならではでしょうか。

 

ユースはいつでもボランティア募集中とのこと。応募は以下のサイトから。
https://activo.jp/articles/77700

 

※写真…部長の小宮愛未さん

青少年の家って何ができるの?

フェスタが開催されている「川崎市青少年の家」はどんな施設かご存じですか。青少年の家の高橋明蒼さんにお聞きしました。

 

まず、いただいたパンフレットにはこう書かれています。
「青少年の家は、団体の宿泊体験を通じて社会性を身につけ、情操を豊かにし、心身ともに健全な青少年の育成を図ることを目的とする社会教育施設です。」

 

そう、ここって宿泊施設なんですね。
川崎市内のさまざまな団体が宿泊できて、地域のスポーツクラブやボーイスカウトなど、子ども中心の団体が多く利用しているそうです。だから春休みや夏休みはほぼ満杯とのこと。でも4人以上であれば誰でも団体として利用できるそうです。宿泊利用料も市内の小学生なら宿泊だけで一泊300円、中学生400円、高校生810円と驚くほどリーズナブル。

 

そして宿泊以外にも、いろいろなプログラムが青少年の家では行われています。
皆既月食観察会、親子で遊ぶ水遊び(施設にはプールもあります)、おはなし会、親子リトミック教室、サーキットエアロ、ノルディックウオーキング、手作り体操クラブ、おもしろ実験教室、星空観察教室、親子手打ちうどん教室などなど、多様な世代を対象としたプログラムが提供されています。
青少年の家主催のもの、地域のいろいろな団体が主催するものと様々で、フェスタはそうした団体の発表の場として、また地域の人々に青少年の家を知ってもらう機会として行っているとのこと。「毎年、ある意味フェスタは『集大成の場』です」と高橋さんはおっしゃっていました。

 

青少年の家、これまであまり来たことがなかったけれど、これからは利用してみたい、と思いながらフェスタを後にしました。

 

※写真…青少年の家の案内パンフレット

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