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★子育てママの強い味方~地域子育て支援センター~

子育てママの強い味方~地域子育て支援センター~

【ご近助コンシェルジュ 野川・梶ヶ谷地区担当/小川、2022年5月23日 記】

野川・梶ヶ谷地区担当の小川です。
今年度最初の記事となります。

宮前区は、他から引っ越して来られる方が多い地域です。
特に子育て中の引越しは色々な不安を抱えながら、大変な思いで来られる方も少なくないのではと思い、年度始めの第一弾として子育て中の方へ向けてのテーマを選び取材をしてきました。

取材場所は、野川台にある
【地域子育て支援センターのがわ】
上野川から坂を上っていき、ちょうどテッペン。
いこいの家の2階、野川こども文化センターの中です。

<利用案内>

開所日 月・水・金(祝日もOPEN)
時間  9:30~12:30
利用料 無料
住所  宮前区野川台1-25-23
TEL 070-5020-6458
運営  カンガルー宮前子育てねっとわーく

*0歳から就学前の子どもと保護者の方が遊べる場所です*

◆「地域子育て支援センターのがわ」のHP
今月のおたよりから、詳しい詳細が見れます

*現在は密を避ける為、入室は5名まで。交代しながら入室します*

【写真:可愛い目印のあるところがお部屋】

可愛い目印ある所がお部屋

可愛い目印ある所がお部屋


何が出来るの?

カンガルー宮前子育てねっとわーくが運営している地域子育て支援センター(以下支援センター)は全部で3つ。
のがわ以外にも、たいら・みやざきの2つがあります。
それぞれの支援センターで、色々工夫しながら運営してるようで、
「のがわ」ではイベントを開催する時などもあるようです。

基本的には、親子が好きなように楽しく過ごせる場所になっていて、
おもちゃや、小さな乗り物があり、絵本の貸し出しも行っているようです。
野川から宮前図書館までは、かなりの距離。
アリーノへ行くにも、急な坂を下り、帰りに上ってくるにはちょっと勇気がいります。
公共の乗り物もあまり出ておらず、我が家の子ども達が小さい頃、図書館に行くのは簡単ではありませんでした。
絵本の貸し出しは、助かりますね。

この日は、おさがりWEEKが開催されていて、皆さんが持ち寄ったおさがりが並んでいました。

また、工作の日やリラックス&おしゃべりタイムの日、助産師さんと話そうの日など
月の中で色々な日があるようで、
特に、ママが大人と話せる日って大事だよなぁと、
小さな我が子を育てていた頃を思い出しました。

とにかく大人と会話したい!子育てのちょっとしたことを話したい!
今日は誰とも会話しなかった・・・。と、悲しくなり、落ち込んだ日もありました。

そんな時、支援センターに出かけ、スタッフさんと少し会話を交わしただけでも
心がふわっと軽くなって救われる。1人の人間なんだと確認する。

支援センターは、親子が自由に遊べる場であり、
ママの心の拠り所でもありますね。

【写真:たくさん並ぶお下がりの洋服】

たくさん並ぶお下がりの洋服

たくさん並ぶお下がりの洋服


子供の成長

取材の日、何組もの親子が遊びに来られていてお話を伺いました。

実は野川と言っても、とても広いのです。そして、入り組んでいる。
最初にママたちに「お家はどの地域ですか」と尋ねたところ、西野川・南野川、東有馬・馬絹・・・と野川以外からも来られていました。

ベビーカーで坂道を上って来てる方。
自転車で来てる方。
バスを使って来てる方。
ご近所の方とそうでない方と、来室手段は様々でした。

「どれぐらいのペースで来てますか」という質問に
「週3回ぐらい」と・・・
全部ですね、思わずお互いに笑ってしまいましたが、それだけ必要とされてる場所だと
感じました。

「来室されて親子の変化はありましたか」とお伺いしたところ、圧倒的に
「人見知りしなくなった」という回答が多かったです。

コロナ禍が続き、その中で産まれてきた赤ちゃん達は父母以外とのコミュニケーションを
取れる機会が、ほぼ無かったのではないでしょうか。
人見知りになるのは無理もない。
支援センターに通い、子ども同士の関わり、父母以外の大人との関わりが
言葉の発達・手足指先の成長・何よりも心の成長に繋がっていくだろうなと、
いかにこのような人と交わること、場所が大切かと感じ、
ママたちから「支援センターがあって救われた」という声が多く聞かれ
子育ては1人ではできないよなと再認識しました。

私が、現在15歳になる初めての子どもを出産した時の感情が蘇り懐かしくもあり、今こうして記事を書かせて頂いてることにも繋がって、色々な感情の中で取材が進みました。

【写真:お誕生日の子がいたのでみんなで歌を】

お誕生日の子がいたのでみんなで歌を

お誕生日の子がいたのでみんなで歌を


スタッフさんは先輩ママ

子育て支援センターのがわのスタッフさんは4名。
あとはお手伝いの方がたまに入られているようです。

長い方で11年!ベテランさんです。

コロナ前とは大変さは変わり、以前はお部屋ぎゅうぎゅうに親子がいたが、今は入れ替え制だったり、おもちゃはたくさん出せなくなり都度消毒をするのは大変だったりするようですが、長く続けられてこれたのはやりがいあってこそですよね。

「センターに来なくなった子も地域でばったり会えるのがいい。
赤ちゃんだった子が6年生になったりしていてビックリすることもあります。
センターで会ったママたち同士で仲良くしてるのが嬉しい。」とスタッフさん。

お忙しい中だったので、簡単なインタビューになりましたが、
これだけ聞いても来室された方々を優しく見守ってくれていることが伝わってきました。
子育ての不安や悩みは、子育てされてきた先輩に話すと、安心しほっとします。

センターのスタッフさんは、スタッフさんでありながら、地域の若いママたちの
強い味方、先輩ママなのです。

コロナのせいなのか、時代なのか、、、。
懸念されてることもいろいろあるようでした。
例えば、お下がりはあげていい物と思っていない方や、ママ同士の連絡先の交換までが長い、お家の行き来があまりない、交流が少ない、ネット検索をたくさんしてしまう・・・
など、以前なら普通にできていたことが普通じゃなくなっているようです。
私も聞いてビックリでした。

また、言葉の遅い子が増えているとのこと。乳幼児検診後のママたちのお話で、指摘されるお子様の年齢があがっていると、スタッフさんは感じているようです。
これはいかに「人と関わることが大切」につながることだと思うのです。

大変なことが多い時代ですが、感染対策などにはまだまだ気をつけて、
支援センターに足を運んでみて下さい。
温かく迎えてくれますよ。

【写真:スタッフさんたち(イラスト)】

スタッフさんたち(イラスト)

スタッフさんたち(イラスト)


取材を終えて

私は15年前、初めての出産を経験しました。
地元宮前区ではなく少し離れた狛江市で、出産から子育てがスタート。
長い長い陣痛と分娩を終え
『やっと終わったーーー』と思ったのが間違いだと気付いたのは、
退院し、主人は仕事、母はすでに亡くなっており、私はひとりっ子で兄弟もいませんので、ずっと側にいてくれる人はあまりおらず、
泣いてる娘と2人、部屋でポツンとなった時です。
『終わりじゃなかった、、始まりだったのか・・・』
そこから、何もかも分からない子育て、難産だった故回復しない体、ズタボロの心。
最悪のコンディションで、終わりがないと思える子育てが本当に始まりました。

もはや、産後鬱状態だった私を救ってくれたのは、親子学級で知り合ったママたちと
近所の支援センターのスタッフさんでした。
寝ない娘を抱えて、散歩に付き合ってくれたママ友。
悩みがあれば聞いてくれたセンターのスタッフさん。
(狛江での大切な思い出です)

知らない土地での子育ては、そんな方々が居なければ成り立たず、
本当に救われたのです。

今回、取材を終えて昔と今では様変わりした子育て事情を知りました。
例えば、当時は<公園デビュー>という言葉がまだあり、いかにママ友作りを頑張るかが肝でしたが、今は働くママが多いからか、他のママとは程よい距離、家の行き来などはしないようにしている方もいるようです。コロナ禍も関係していますね。
今は今の時代に合った子育てなので、それはそれで良いと思いました。

ただ1つ言えるのは、少し前にも書きましたが
‘‘子育ては1人じゃできない’’ということ。
コロナで人との関わり方がガラリと変化し、距離を保つことが当たり前になった世の中。
だけど、心の距離はあと1歩前へ。
辛いとき、悲しいとき、困ったとき、逃げ出したいとき。
そんな時は、グッと近寄って、
支援センターのスタッフさんやママ友にすがっても良いですよね。

スタッフさんは特に、経験者なので必ず味方になってくれます。

そして、現在、宮前区の両親学級はオンラインだそうです。
取材日にも、ママたちからも声がありましたが、リアル開催を是非お願いしたい、
という要望を書き、今回の記事を締めくくりたいと思います。

両親学級がリアルで開かれないことで、沐浴はぶっつけ本番。
パパの妊婦体験なしでママの体感を知らない。
ママ友を作るチャンスが得られない。

という現実があるからです。

今回は、昔にタイムスリップしながら感情が色々動かされた取材となりました。
今年度も、リアルな現場の、リアルな内容を精一杯お届けできるよう、
進めていきたいと思います☆

【写真:役所のMさんに興味津々なお子様たち】

役所のMさんに興味津々なお子様たち

役所のMさんに興味津々なお子様たち


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絵本の貸し出しあり

絵本の貸し出しあり

自由に遊べます

自由に遊べます

ばっちりカメラ目線

ばっちりカメラ目線

なんのおもちゃかな?

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