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★多くの人が待ち望んだ・・・
3年ぶり!
【ご近助コンシェルジュ 犬蔵・南平台・白幡台地区担当/カズ、2022年7月23日 記】
7月23日(土)18時から東名犬蔵公園において納涼盆踊り大会が行われた。
新型コロナウイルス感染症が急増してきたことで、区内では夏祭りの延期・中止が相次いだが、「行政からの行動制限強化もなく、当初から感染予防対策を考慮していたので中止せず開催した」と、犬蔵自治会 総務部長の槇谷努さんは言う。
「開催を決定したのは、行動制限が緩和されてきた時期でもあり、感染予防対策を十分考慮した上でやれることをやろうとなりました。特に子どもたちには、3年連続中止となると小学生の期間の半分が中止ということになってしまうので、地元の文化に触れる機会を作りたいと思いました」と、自分たちの地域を想う主催者側の声はあたたかい。
熱中症予防で飲み物(ソフトドリンクのみ)の販売は行われていたが、感染予防対策で食べ物の販売は行わず、踊ることをメインにしての開催となった。
大賑わい
「いつもの焼き鳥や焼きそばなどの食べ物の屋台が無く、楽しさが半減するかと心配していましたが、参加された皆さんの楽しそうな様子を見て、やってよかったなと思いました。
コロナ禍で色々な行事が中止になってきましたが、皆さん我慢しながら、再開されるのを楽しみにしていてくださるのだと実感しました」と槇谷さんは言う。
私も「踊りだけだし、感染のリスクも考えて、人出は多くはないだろうな」と思っていたが、会場が近づくにつれ、人の数が増え、会場が目に入ったときには「こんなに人がいる!」と驚いた。
その光景を目の当たりにして、「多くの人が『夏の風物詩』を待ち望んでいたんだなぁ」と、しみじみと感じた。
子どもたちに大人気!
子どもたちはロックソーランをお披露目する場もあったが、大人気だったのは、今回数少ない出店の「ヨーヨー・スーパーボール・ひかりもの」。
「45分待ち!」とか、どこかの〇〇〇ランドとかで耳にするワードが、この小さな会場で聞かれ、密を避けるよう長蛇の列を整理する一苦労や工夫も見られた。
ヨーヨーは、なんと例年(2日間)を超える量が売れたそうで、またまた驚かされた。
その裏には、動線整理だけでなく、ヨーヨー製作など結構な労力を要することにも自治会各部署の人たちの活躍があったことを伝えておきたい。
自治会の想い
「3年ぶりで感染予防対策を考慮しコロナ前とは違うやり方で、開催側も慎重に検討、準備を行いました。自治会役員の任期は2年なので、開催のノウハウを継承することができ、地域の方達には、盆踊りの雰囲気を味わってもらうことが出来たと思います。
これからも、犬蔵の文化を継承・発展させ、住みやすく、楽しい地域にしていきたいと思います」と槇谷さんが主催者側の想いを語ってくれた。
本来、自治会は加入者全員が協力し合って成り立つものだが、この類のコミュニティは、自治会=自治会役員 と見られる傾向が強く、この世の中のほとんどのことがお陰様によって成り立っていたり、支えられたりしていることに気づかれずにいる。
今回のイベントを取材し、地域のそれはお陰様ではなく、よく知った人たちによって成り立っていることを改めて感じさせられた。
「気づいた」「感じた」で終わらせず、次は小さなことであっても自分の力と時間を使って「『住みやすく楽しい地域』をつくる一人になる!」と、決意を生み出す3年ぶりの夏祭りだった。
自治会役員さんは、翌朝8時から今回の「夏夜の夢の跡」を片付けるべく、会場にふたたび足を運んでいたことをつけ加え、今回の取材記事を締めくくる。
【写真:閉会後パトロール開始】