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町内会・自治会ってなあに?何してるの?

担当の野川・梶ヶ谷地区

【ご近助コンシェルジュ 野川・梶ヶ谷地区担当/小川、2021年5月1日 記】

野川・梶ヶ谷地区担当の小川です。
令和3年度も、引き続きコンシェルジュとして皆さんに情報をお届けできたらと思っています。よろしくお願いします☆
今年度最初の記事は、私が担当している野川・梶ヶ谷地区の町会、自治会について書いてみようと思います。

私は高校生まで宮崎台に18年間住んでいました。
小学生の頃は、<子ども会>に入るのは当たり前・・・、というか、多分、町内会に入るのは当たり前で、必然的に子ども会にも入っていたんだと思います。
たくさんの行事があり、たくさんの大人達がお世話をしてくれていた印象がとても色濃く残っています。

やがて自分が子供を育てる番になりましたが、子育ての大半を野川でしているにも関わらず、野川の子ども会からはとても遠のき、町内会には入っているものの、活動というと何も参加していないことに気が付きました。

*行政、町内会、市民が繋がりを持って助け合い、楽しいまちづくりをしていく*

をテーマに宮前区ご近所情報サイト『みやまえご近助さん』が登場し、コンシェルジュを任されている立場として、少し恥ずかしい気持ちになりました・・・。

ということで、年度の始まりでもあるので自分の暮らしている地域にはどんな町内会があり、どんな活動をしているのか。
それぞれの会長さんにお話を聞いてみることにしました。

そもそも、町会・自治会ってどんなことをしているのか。

一応、会費は支払って、回覧板は回ってきているけどあんまり目を通してないし。
実際のところ、どんな活動をして、どんなことにお金を使っているんだろう・・・
なんて方も多いのではないでしょうか。

回覧板はサインしてまわしているだけ。という状況も、多いかもしれません。
会費の使いみちは、必ず会計報告が回覧板で回っているはずですが、そもそも目を通していなければ確認はできませんものね。

私達子育て世代は、やんわり知っている程度のもので、実は知らないことも多いのが現実。

〔安全で安心できるまちづくり〕
を掲げているようですが、それってどんなことでしょう。

ざっと書き出すと、下記のような活動をしているのです。

・交通安全活動
・防犯防火活動
・防犯灯の設置、維持管理
・環境美化(ごみの資源回収、分別収集)
・文化、レクリエーション活動(子ども会、老人クラブなど)
・青少年の健全育成

身近な所で言うと、街灯でしょうか。夜道を歩くとき、街灯が照らされていますが、あの街灯も町内会・自治会の管理下にあったりするのです(※)。
なので、街灯が切れたら、組の班長さんや直接会長さんにお知らせすると、交換してくれます。(私の近所の街灯が切れた時は班長さんに伝えたらスムーズでした♪ 現在はLEDに変更になっている地域もあるので、頻繁に交換しなくても大丈夫かもしれません)
もちろん、上記以外でもたくさんのことに町会・自治会は関係しているので、会員じゃない方も、もしかしたら知らぬうちにお世話になっているかもしれませんね。

※市で管理している街灯もあります。(管理番号のあるものは市管理)

【図】担当の野川・梶ヶ谷地区


5つの町会・自治会

野川台自治会作成のエコバック

私の担当地域には
☆野川町内会
☆県営野川南台団地自治会
☆野川台自治会
☆野川西団地自治会
☆梶ヶ谷金山町内会

と、5つの町内会・自治会があることを最近知りました。

ちなみに、宮前区内の61,419世帯が68の町内会・自治会に参加しているようです。
(令和2年4月1日調べ)

詳しくは宮前区全町内・自治会連合会のホームページから。

5つの町内会・自治会があることすら最近まで知らなかったのですが、5名の会長さんにお話を伺い、各町内会が色々な取り組みをしながら、特に役員の方々が懸命に地域を守ってくれていることを知り、頭が上がらない気持ちになりました。

それぞれの町会・自治会を簡単にご紹介しておきます。

①町会・自治会加入世帯数 ②発足日 ③役員数 ④1番のイベント  

☆野川町内会☆
①4300~4400世帯
②不明
③18名 会長2年目 令和3年度は交代
④盆踊り(野川小学校)
HP http://nogawa123.webcrow.jp/

☆県営野川南台団地自治会☆
①25棟840世帯のうち660世帯
②昭和41年
③25人 会長13年目 交代の予定は現時点では無し
④盆踊り(南台公園)

☆野川台自治会☆
①1090世帯
②昭和39年
③16名 会長3年目 残り数年で交代予定
④寿楽園夏祭り(特別養護老人ホーム寿楽園敷地)

☆野川西団地自治会☆
①11棟392世帯のうち370世帯(ほぼ単身者)
②昭和50年頃
③8人 会長7年目 
④お食事会(集会所)

☆梶ヶ谷金山町内会☆
①約1440世帯のうち450世帯
②昭和55年頃
③10人位 会長11年目 次年度交代予定 
④盆踊り(梶ヶ谷小学校、現在は参加していない)

5つの町会・自治会は世帯数もそれぞれで、役員さんの人数や任期も色々でした。
驚いたのは、ほとんどの会長さんが2年以上会長という役を務めていること。
私の感覚だと、PTAの任期が頭に浮かび、2年3年ぐらいのものかなという感覚でしたが、長い方で13年!!ただただビックリ。
しかし、その背景には、現代の社会問題が・・・お話を聞いているうちに色々と浮かび上がってきました。
また、④に関してはコロナ禍前のこと。昨年は各イベントもほとんどが中止になってしまったようです。

【写真】野川台自治会作成のエコバック


超高齢化社会と町会・自治会

お花の植え替え

会長の皆さんにお話を伺っていると、やはりどの町会・自治会も〈世代交代〉の問題や、〈高齢化〉の問題は深刻です。
役員を担ってくれている方々は、高齢の方も多く、色々な負担もたくさんあるように感じました。
まして、コロナ禍・・・。役員会に足を運ぶのでさえ二の足を踏んでしまうかもしれません。
じゃあ、オンラインミーティング・・・と言ってもスマホやパソコンをお持ちじゃない方もいるでしょうし。持っていても操作が難しい。
私達世代が役員をガッツリ引き受けるとなると、現代は夫婦共働きが多く働き盛り。
今すぐにというと、これまた難しい。

団地の自治会に至っては、数年もすると超高齢世代も増えてきて、なおかつ若者が新入居してこない。
単身者しか受け入れない団地もあり、子供が集まらないことも、世代交代への問題に繋がっているようです。

これからやってくる超高齢化社会は、自分達にはまだあまりピンときていませんが、実は自分や家族が暮らしている地域の大きな問題であり、町会や自治会への関わり方を考えていかなければならないと、今回の取材で大きく感じたことの1つです。

【写真】花の植え替え


みらいに乗って

コミュニティバスみらい

各地域によって、それぞれの課題はたくさんありますが、素晴らしい取り組みを続けている自治会もありました。
今回の取材は、5つの各地域にお邪魔してお話を伺う事がほとんどだったので、広い野川の端から端までを訪れました。
私が住んでいる地域は、いわゆる野川の山の下。野川の山の上には南台団地といった大きな団地があります。(実際の山はありません。坂です)
この南台団地の住民の皆さんが入っている自治会の会長さんに会いに、宮前まち倶楽部Tさんにお付き合い頂き、4月上旬、取材に伺いました。
山の下から、えっちらおっちら・・・急な坂道を息を切らしながら上って行きます。
途中、【ちょこっとベンチ1号】を発見。
急すぎる坂道に、このベンチの重要さが伺えます。

集会所に到着すると【みらい発着所】という謎の看板が。
『何でしょうね、この看板・・・』
と、疑問に思っていると、すぐ近くの掲示板に【コミュニティバス】の張り紙をみつけました。
そう言えば、確かにコミュニティバスらしきものが走っているのを、下の地域で見かけたことがあります。
もしかして、あのバスのこと・・・?

集会所では、会長さんがお出迎えしてくれましたが、お会いしてすぐに
『ちょうど出発だからぐるっと乗ってきなよ』と。状況が掴めぬままTさんとコミュニティバスらしきものに乗車。
乗車してすぐ目に入ってきたのは、助手席の後ろ側にぶら下がっている募金箱。

社内にはすでに2名の方が後部座席に座っていました。

なんとなく見えてきたぞ・・・

渡された地図に目を通すと、なるほど!団地と山の下を結んでいる、皆さんの足となるコミュニティバスなのです。

およそ、20分。何箇所かの拠点を回り、降りる人、乗る人が入れ替わりながらまた団地の集会所に戻ってきました。

運行中、乗車してる方にお話を伺うと、
『本当に助かってます』、『買い物の荷物を持って坂を上がって来るのは大変だから』
と、住民の方には無くてはならない、大切な存在になっているコミュニティバスなのだなぁと実感しました。

こちらのバス。始まりは平成17年に団地自治会が中心になり【南台コミュニティ交通導入推進協議会】を設立。
行政と協働で取り組みがスタートしました。
その後、1ヶ月、6ヶ月と試行運転が行われ、平成20年7月にようやく本格運行が開始したとのことです。

団地の住民用のバスが運行していることには、とても驚きましたが、最大の驚きは
<自治会が運営している>ということ!!
ガソリン代、保険代、運転手謝礼など、ほとんどを自治会費でまかなっているそうです。

車はいつまでも新しいままではないので、維持していくのも大変とのこと。
それでも、出来る限り続けていければ!という思いはあるようですが、
『ギリギリだよ』と苦笑いしている会長さん。自治会費の問題などもあるとのことですが、いつまでも皆さんの大事な足となり運行していけることを願っています。

バスの乗り降りの際に、運転手さんが降りてきて踏み台を出し入れして、乗り降りする方を迎えたり、見送ったりしているのがとても印象的でした。

『いってらっしゃい~』、『いってきます』、『きをつけてね』、『おかえり』
と、普通の事ではあるけれど、なんだか胸の奥が熱くなりました。

【支えあう】地域。それが垣間見れた瞬間です。

コミュニティバスの名前は
【みらい】
みらいに繋がるようにと名付けられたそうです。

☆運行日☆
「月曜日」「水曜日」
団地集会所 始発便 9:00 最終便 15:30 30分おき
(8:50と13:20にセブンイレブン川崎高津野川店までの往復便あり)
☆運賃☆
無料→募金箱にみなさんチャリンとお気持ちを入れていました
☆運転手さん☆
2名で交代制


団地が出来た頃、住民の年齢は30代前後が多かったそうです。
今では、7割強が70歳以上。
高台にある南台地区は低地との高低差は35メートル、急な坂道もあります。
商店や病院もほとんど無く、公共の交通機関もありません。

高齢者の方は、外出するにも一苦労。

コミュニティバスの運行により、多くの方が外に出るきっかけになり、バスの中ではお喋りしてコミュニケーションが取れる環境もあり、住民の方々の健康維持にも、一役買っているようです。

会長さんは言います。
『町会・自治会を動かすには体力がいる』と。

13年もの間、25棟の住民をまとめてきた時間は色々なご苦労もあったに違いありません。
それでも『命尽きるまでやるしかないな』と笑顔でおっしゃっていました。

自治会に今後どうなっていって欲しいですか?という質問に
『火事など起こさず、みんな仲良く。それができればいい。』
『自分が単身になった時、世話になるんだから。仲良くねって思う』

と、お答え頂きました。

これからも、住みやすい団地作りをしていく、と、まだまだ現役で南台団地を守っていく覚悟はできているご様子。
住民の皆さんには、コミュニティバス以上に心強い存在なんだろうなと、たくさんの驚きと感動を胸に、南台団地を後にしました。


他の町会・自治会の会長の皆さんにも、本当にたくさんのお話を伺いました。全てご紹介はできませんが、最後に一言伺ったことをご紹介します。

☆野川町内会☆
大きな町内会で、加入率をあげるという課題に向けて今後も色々試みていく。説明会もコロナ前には検討されていた。

☆野川台自治会☆
時間は流れているから変えていかないと。女性を中心に女性会長にしていくのも良いと思っている。

☆西団地自治会☆
高齢者が多く課題も多いが、明るかった楽しい時代を思い出しながら希望を持ってやっていく。

☆金山町内会☆
皆さんに感謝しています。怪我も無く無事に残る任期を務める。


悩みあり、楽しさあり、それぞれの町会・自治会が会長さんを中心に役員の皆さんと色々なやり方を試行錯誤しながら、より良く地域を活性させていこうと努力されています。

これからもこの町に住み続けていく予定の私。
<みらい>に向かって、良いまちづくりをしていこうと、今回の取材で改めて感じました。

【写真】コミュニティバスみらい


災害時、ご近所さんはご近助さん

防災訓練の様子

普段の生活の中で、町会・自治会を深く感じることがない方も多いと思います。
特に働き盛り、子育て世代は関わることも少なく、若者たちにおいては、隣近所に誰が住んでいるかも知らなかったり、トラブルが起きないように、挨拶程度の関係でとどまったり。

何も無い日常だったらそれでも問題は無いのですが、いざ災害が起こった時などには、
町会・自治会がチームになって協力し合い、乗り切っていかなければならないことも出てきます。
会員になっていると、どこに誰が住んでいるかなども分かり、生存確認もできます。

高齢者が多い地域では、車椅子での防災訓練なども行い、災害時の避難の仕方なども色々工夫して考えているようです。

会員になっていない世帯は、こういったことを踏まえ、今からでも会員になると良いかもしれませんね。

〈近い所に〉住んでる人は〈近くを助ける〉〈近くに助かる〉ごきんじょさん。

日頃から、近所の皆さんとコミュニケーションが取れる関係でいれるよう、子供達にも改めて伝えようと思いました。


今回の取材で、各地域色々な取り組みがあることを知りました。
特に、防犯パトロールには【宮前アイ作戦】というものがあり、交通整理などをして、ドライバーに注意喚起をしていたり、婦人会の活動や、消防団などたくさんの活動があります。

近所の方と定期的に顔を合わせることだけでも、防犯に繋がり、助け合いにも繋がるということを心から感じた取材になり、宮前区在住44年にして、多くの学びが得られた取材となりました。

最後になりますが、各町内会・自治会の会長の皆さん。
今回は、お話を色々お聞かせ頂きありがとうございました。
全てを記事にすることは出来ませんでしたが、全てのお話が私の胸に刺さり、感謝の気持ちでいっぱいです。

大きな力にはなりませんが、野川・梶ヶ谷地区担当のコンシェルジュとして、出来る限りリアルな内容でこの地域のことを住人の皆さんに伝えられるよう、一年間頑張ることで、今回の取材へのお礼とさせてもらえたら幸いです。


写真一覧

コミュニティバスみらいのスタートとゴール

コミュニティバスみらいのスタートとゴール

ちょこっとベンチ1号

ちょこっとベンチ1号

〔みらい〕にあった募金箱

〔みらい〕にあった募金箱


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